看護師HAPPYの話

看護師HAPPYが看護や医療、今どきの話題に関して幅広く書いていきます

ケアミックス病院

さて、昨日は、記事を書けませんでした。

ブログを始めてすぐに頭痛でダウンしてしまいました。

意気込んで書いたのに…継続は力ですね。

 

看護師の技術の取り扱い説明書のようなブログにしたいと思います。

 

まず、自分の働いている病院について少し調べていこうと思います。

私は、出産して育児をして今の病院で8年程、働いています。

出産する前に働いていたのは、CCUのある循環器病棟でした。

急性期の3交代は、仕事が終わって寝ているというより、意識を失っているという表現の方が正しいくらい体力的に辛かったです。

そんな忙しい病棟を経て、採血室、救急科と、なんとなく忙しい部署を渡り歩いてきました。

 

現在は、ケアミックス病院で働いています。

さて、最近耳にすることの多い、ケアミックス病院とは…

なんとなく分かってはいましたが、実際どんな病院でしょうか。

『ケアミックス病院』について調べていきたいと思います。

 

ケアミックス病院とは、複数の異なるタイプの医療や看護を提供している病院のことです。一般的には、急性期病棟と療養型病棟を併設した病院や、急性期病棟と回復期リハビリテーション病棟を併設した病院などがあり、それぞれの患者さんに応じた医療や看護、リハビリまでを提供しています。

 

 近年、ケアミックス病院が増えてきた理由としては、超高齢者社会を前に、あまり急性期医療であることに凝り固まらず、広い視野を持つことが必要と言われており、高度急性期を目指すか、回復期や慢性期の医療に力を入れるか。この選択を素早く的確にできることが今後生き残る病院の条件のようです。

そうです、超高齢社会を前に病院の生き残りをかけた病院の編成のために増えた病院ということです。

私が働いている病院もこれにあてはまり、来院する患者さんは高齢者の方が過半数を占めています。ケアミックスというだけあって、例えば肺炎にかかった高齢者が熱発しCRPが高くて入院するとします。急性期で抗生剤を投与して回復していきます。しかし、実は肺炎の原因は誤嚥性肺炎で嚥下評価をして、飲み込みの練習をし、家族にも嚥下の状況を分かってもらわなければならない。そうこうしているうちにベッドで寝ている時間が増えた為に筋力が下がり、リハビリが必要になる。

普通の急性期の病院なら、CRPが下がった、解熱した時点で早く早く退院の手続きが取られると思いますが、ケアミックス病院では、解熱した後は回復期病棟に転棟しリハビリを受けることも可能です、またなんでしたら、相談室のソーシャルワーカーさんが、自宅に帰った後の生活状況を調査しケアマネさんをつける手配までやってくれます。

 

このようにケアミックス病院は高齢者には優し病院であるのではないかと考えます。

 

しかし、若い人のような未来のある方は受診のお勧めはしません。

ケアミックス病院のドクターは急性期から離れているドクターが多く、高齢者目線であるため、若い人に隠れている病気を見逃す可能性があると考えます。

 

この日本社会、超高齢社会を目の前に、医療も介護も年金も何を目指さなければならないか、だいぶ区別が見えてきたのではないかと思います。

 

病院選びも慎重に行わなければならないと思います。